全体を把握する

こんにちは。

私は休憩するのが苦手ですが、あなたはどうですか?

いきなりすいません。

私は休憩することをすぐサボってしまいます。

ですので、自分の性格は「休憩」をつい忘れてサボってしまう人、

と捉えるようにしています。

休憩しないとどうなるか、

疲れます。

周りが見えなくなってきます。

焦ってきます。

失敗、もしくは怪我をしやすくなります。

イライラしてきます。

全てが嫌になってきます。

やる気が無くなってきます。

良いことが一つもないですね。

書いてて、自分でもだんだん怖くなってきました。

ちょっと一息ついて、休憩してみました。

頭の中が静かになります。

身体の力が抜けて、楽になります。

心が軽くなり、リラックスしてきます。

周りの様子がよく見えてきます。

たまに、何か素敵なことをひらめくことがあります。

今まで気が付かなかったことに、気づくことがあります。

やる気が出てきます。

良いことしかないですね。

楽しいことや、集中してる時って、

脳が気持ち良くなっちゃってるので、ずっと続けていたくなりますよね。

私はこの、いわゆる脳内幸せホルモンに依存してしまう傾向があるようで、

過去にたくさん失敗してきました。

楽しい気分をずっと感じていたいし、終わってほしくないー!

頭の片隅にいるもう一人の私が、

「そろそろ休憩入っとこー。」

と言っているのに、

「いやだ〜、もうちょっとやらせて〜、あともう少しで終わるからさ〜。」

その後の気力、体力、頭力がどうなるかは、お察しの通りです。

脳内で起こることって、なかなか自分ではコントロールしにくいです。

しかし私たちは、それを自然にコントロールできている時もあります。

仕事や家事など、労働の全体量を把握しているものには、

作業内容に対する時間配分、スケジュールを無理のないように調整するなど、

ちゃんと采配できています。

全体を把握していれば、

到達点までのプロセスを、自分でコントロールすることができるということです。

初めてチャレンジするものは慣れるまで、コントロールは難しいのですが、

これを意識しているか、いないかで、

その後のパフォーマンスやクオリティーに、大きく影響します。

今までに、こどもアートクラスで関わったこども達とは、

その日に行う事柄、制作の内容、全体像をおはなしします。

最初は把握できてもできなくてもいいんです。

その中には、「休憩する」も入っています。

それを毎回行なって、習慣にしていきます。

「はい、そろそろ休憩しようかー。」

とこども達に声をかけると、

「いやだ〜、もうちょっとやらせて〜、あともう少しで終わるからさ〜。」

どこかで聞いた声です。

みんな初めから上手くはいかないんです。

でも毎回、何回も繰り返して休憩の声かけを続けていくと、

ふと、休憩してみよっかなって思って、休憩してみる子が現れます。

すると、今まで気が付かなかったことに、気づくことがあるみたいです。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です