活版印刷とノートブックデザインのワークショップ

活版印刷とノートブックデザインのワークショップ

タンブリングループ展に続き、活版印刷体験と併せたノートブックを制作するワークショップを開催しました。

宜野湾市普天間にあります、デザイン&クラフトカンパニーの臼田克紀さんをゲスト講師に迎え、
活版印刷機を使って実演していただきながら活版印刷の体験を行いました。

活版印刷とは、樹脂や亜鉛で作られた凸版で、用紙に圧をかけながら印刷するアナログな印刷方法です。
活版といえば昭和初期の頃から存在する書籍や新聞などの活字印刷を思い起こされる方もいらっしゃいますが、
海外では、活版印刷のことをLetter Press(レタープレス)と言い、再び脚光を浴びています。

数年前からレタープレスとデザインをセットでビジネスを展開しているクリエーターや、活版印刷を利用したアート作品を制作するアーティストなどが世界中で活躍し、特にクリエーターが多く活動しているエリアでは非常に盛んとなっています。

今回のワークショップでは描いた絵や模様を凸版にして「かたち」を印刷していきます。
そして印刷されたものを、手作業で制作したノートブックの表紙を飾るといったものです。

一度体験してみないとなかなか伝わりにくいものかもしれませんが、活版印刷機を実際に使うことだけでも楽しく貴重な体験となります。

自分が描いた線を「かたち」として仕上げ、刷られた(プレスされた)ものは強い存在感を放っていて、作品としても引き込まれるものがありました。

印刷することで記号や象徴のようなニュアンスに仕上がりますので、表紙のデザインとしても楽しめますし、
ノートブックをどの様に使うのか、または誰かに贈るのか、様々なコンセプトから考えてみると自ずとノートの存在自体にも考えを馳せることへと自然とつながり、アート的な考え方や要素も生まれます。

参加された方々のかけがいのない1冊のノートを見ていると、おひとりお一人の物語が詰まっている貴重なノートになったなと、準備の大変さが報われた様な気持ちになりました。

今回参加していただいた皆様、またワークショップ開催に並走してくださいましたクラフト&カンパニーの臼田さん、誠にありがとうございます。

タンブリンでは各分野にてご活動されている、プロフェッショナルな方々をお招きしたワークショップを不定期にて開催しております。
インフォメーションはタンブリンSNS:tambourine.okinawa(instagram/Facebook)より発信しておりますので、そちらからご確認くださいね。(当webサイトトップページ下部にてリンクしてございます)

(デザイン&クラフトカンパニーwabサイト https://designandcraft.jp/


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