初めて会う人とは、見た時の雰囲気や、話し方、
どんな会話に発展するかで、その人の人柄の輪郭が徐々に見え始めてきます。

クラスにやってくるこども達、初めて会う時は緊張する子がほとんどです。

クラスの先生はどんな人なのかな。。。

クラスにはどんな子がいるのかな。。。

初めての環境に足を踏み入れてみることって、

大人になってからでも緊張することがありますからね。

お子さんから緊張を感じると、私はそのお子さんと同じ目線の高さにしゃがんで、まずは挨拶です。

お互いに簡単な自己紹介をして、取り留めのない会話をしながら、来た場所に少しずつ馴染んでいってもらいます。

自分の身体のサイズに対して、空間の広さの感じ方もそれぞれですよね。

その人、その時の心の有り様に対して、感じる空気っていろいろだと思うので、ここにいても大丈夫だよ、という安心感をこども達に感じてもらえたらな、といつも心がけています。

何だか少しリラックスしてきて、会話も少し気負わなくなってくると、
お互いの距離が段々と縮まってくるのがわかります。

人との程よい距離感は、個人差があると思いますが、
こども達にとって、他者との境界線って曖昧で、線を引くことが難しい事があります。

それもあり、自分とこども達の距離は大きく縮めようとはあまり思いません。

その人らしくいられる時間の方が大事だと思いまし、自分に集中し、自分を表現する時間に費やしてもらいたいからです。

その人の感じ方を肯定しながら、表現の邪魔にならないよう、気をつけています。